野口整体の入門書。骨盤をまず知る。

骨盤にきく―気持ちよく眠り、集中力を高める整体入門

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骨盤にきく―気持ちよく眠り、集中力を高める整体入門

この本一つで野口整体の入門書となる。

そのぐらい野口整体の考えをわかりやすくまとめた内容です。

身体の中で要となる腰、その腰をなしている骨盤の重要性を語りながら、身体を緩めて、気持ち良く眠る方法など、割りと実用的な方法などが語られています。

著者の片山洋次郎氏は論理派の雰囲気を宿した人で、「何故そうするのか?」という説明も論理的で分かりやすいです。
この本の特徴は、片山洋次郎氏の人柄にあり、難解な野口整体の考えが、わりと分かりやすく理論としてまとめあげているところです。

体癖が分かりやすい

著者は、独特の体癖論で一時期整体の世界で話題に上った人です。

体癖について書かれている部分がこの本の本当の売りといえるでしょう。
図入りで説明していますし、野口晴哉氏の言葉を完全にコピーして体癖を論じているものが多い中、著者独自の考えや言葉を取り入れて論じている所がなかなか面白いです。

野口整体の体癖という考えは非常に難解なのですが、その理由は野口晴哉氏の著書に論理的にまとめられたものが残っていないからです。

体癖とは、綿密な観察の結果、人間の分類をしたもので、私たちが人間を論理的に分析できないのと同じように、体癖も論理的なものではありません。
それを片山洋次郎氏は、なんとか論理的にまとめあげようとしていることが見て取れます。

論理的で理解しやすいので、「体癖をこれから知りたい」「体癖は分かりにくい」と思っている方は一度読んでおくと良いと思います。

論理的でないのが本当

とは言え、本当の体癖とは、
理屈では理解できない人間という存在を論理に当てはめず観察し、その結果をまとめたものです。
ですので体癖とは本来、非論理的なものなのです。

しかし、野口晴哉氏の観察力はすさまじいものがあったのでしょう。
体癖を理解すればするほど、野口晴哉氏の観察が正確であったことを痛感します。

その本当の体癖の醍醐味を知りたい方は、野口晴哉氏の「体癖」「体癖2」を読む事をお勧めします。

体癖〈1〉 (1972年) 体癖〈第2巻〉 (1979年)

女性にもオススメ

少し難しいことを書きましたが、日常生活しているだけではなかなか触れる事のできない役に立つ考えがたくさん詰まったこの本。
女性にとって大切な骨盤を題名にしているだけあって、女性向けの内容にもなっています。

ただ、それでいて書いてある事はわりと骨もあり読みごたえもあります。
買った当時は私もずいぶん読み込みました。
というわけで色々とおすすめの一冊です。


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